ごいんそうつう

ごいんそうつう
ごいんそうつう【五韻相通】
(1)昔の音韻学の用語。 五十音図が考え出されて以後, 音韻変化を説明するために, 五十音図の同じ行の音は互いに通じ合うとする考え方で, 悉曇(シツタン)学の影響を受けたもの。 「けけれ」と「こころ」, 「いを」と「うを」の類を説明するのに使われた。 現在ではそれぞれの変化の由来が明らかになったものが多く, 一定の限度内では音韻変化の現象の一つとして認められるものの, 全体としてはこの説は行われなくなっている。 同音相通。 同紐相通。
(2)和歌・連歌で, 句の移り目に五十音図の同行の字を置いて, 音調を整える技法。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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